埼玉県営和光樹林公園(埼玉県)完全ガイド|エミパーク和光樹林の魅力とアクセス情報
埼玉県営和光樹林公園は、埼玉県和光市に位置する広大な都市公園です。2026年1月からは「エミパーク和光樹林」という愛称でも親しまれています。米軍基地の跡地という歴史的背景を持ちながら、現代では県民の憩いの場として、また広域避難地としての機能も備えた多目的公園として利用されています。
埼玉県営和光樹林公園の概要
公園の基本情報
埼玉県営和光樹林公園は、総面積20.2ヘクタールを誇る埼玉県営の総合公園です。昭和20年に米軍に接収された「キャンプ朝霞基地」(キャンプ・ドレイク)の跡地の一部を活用し、快適な住環境の確保と美しい都市景観の創出を図ることを目的として建設されました。平成元年(1989年)3月に開園し、以来30年以上にわたって地域住民に愛され続けています。
公園内には約5,000本もの樹木が植栽されており、豊かな緑に囲まれた環境が特徴です。芝生広場、遊具エリア、ジョギングコース、健康遊具など、多様な施設が整備されており、幅広い年齢層の利用者がスポーツやレクリエーションを楽しむことができます。
ネーミングライツによる愛称「エミパーク和光樹林」
2026年1月1日より、埼玉県が実施する県営公園等でのネーミングライツ事業において、西武緑化管理株式会社が選定され、「エミパーク和光樹林」という愛称を取得しました。契約期間は2026年1月1日から2031年3月31日までの5年3ヵ月間です。この愛称は、地域に根ざした親しみやすい公園として、さらなる発展を目指す取り組みの一環となっています。
和光樹林公園の歴史的背景
キャンプ朝霞基地からの転換
和光樹林公園の敷地は、第二次世界大戦後の昭和20年に米軍に接収された「キャンプ朝霞基地」(通称:キャンプ・ドレイク)の一部でした。この基地は長年にわたって米軍の施設として使用されていましたが、返還後、跡地の有効活用が地域の重要課題となりました。
埼玉県は、この貴重な土地を県民のための公共空間として整備することを決定し、都市公園としての開発を進めました。快適な住環境の確保と美しい都市景観の創出という明確な目的のもと、緑豊かな総合公園として生まれ変わったのです。
周辺施設との関係
和光樹林公園は、同じく米軍基地跡地を活用した施設に囲まれています。公園内には和光市総合体育館があり、隣接して都立大泉中央公園、練馬区立大泉さくら運動公園、陸上自衛隊朝霞駐屯地などがあります。これらの施設と一体となって、広域的な防災機能や住民の生活環境向上に貢献しています。
四季折々の魅力と見どころ
春の桜シーズン
和光樹林公園の春は、約1,700本もの桜が一斉に咲き誇る圧巻の景色が楽しめます。ソメイヨシノを中心に、ヒガンザクラ、カンザクラなど複数の品種が植栽されており、早咲きから遅咲きまで長期間にわたって桜を楽しむことができます。
広々とした芝生広場では、桜の木の下でピクニックやお花見を楽しむ家族連れやグループで賑わいます。都心からのアクセスも良好なため、東京都内からも多くの花見客が訪れる人気スポットとなっています。
秋の紅葉シーズン
秋の和光樹林公園は、段階的に色づく多様な樹種による美しい紅葉が見どころです。10月中旬頃には、園内に植栽されたコキアがピンク色に染まり、秋の訪れを告げます。コキアの紅葉は他の公園ではあまり見られない特徴的な景観で、写真撮影スポットとしても人気があります。
11月下旬から12月上旬にかけては、カエデ、モミジ、ツツジ、カツラ、メタセコイアなど、園内の様々な樹木が次々と色づき始めます。特にメタセコイアの黄金色とモミジの赤色のコントラストは見事で、散策路を歩きながら秋の深まりを実感できます。
夏と冬の楽しみ方
夏季は、樹林地の木陰が涼しく、暑さを避けながらウォーキングやジョギングを楽しめます。芝生広場では水遊びを楽しむ子どもたちの姿も見られ、夏休みの家族のお出かけスポットとして最適です。
冬季は、落葉樹が葉を落とした後の静かな景観が魅力です。空気が澄んだ日には、園内から遠くの山々を望むこともでき、四季それぞれに異なる表情を見せる公園の魅力を感じられます。
公園内の主要施設とエリア
芝生広場
広大な芝生広場は、和光樹林公園の中心的なエリアです。多目的利用が可能な開放的な空間で、ピクニック、ボール遊び、フリスビー、バドミントンなど、様々なレクリエーション活動に利用できます。週末には家族連れやグループが集まり、思い思いの時間を過ごしています。
芝生の手入れも行き届いており、季節を問わず快適に利用できる点も魅力です。周囲には桜やケヤキなどの高木が植栽されており、適度な木陰を提供してくれます。
こども遊具エリア
子ども向けの遊具が充実したエリアでは、幼児から小学生まで幅広い年齢の子どもたちが安全に遊べる環境が整っています。滑り台、ブランコ、複合遊具などが設置されており、休日には多くの親子連れで賑わいます。
遊具エリアの周辺にはベンチも多く設置されており、保護者が見守りながら休憩できるよう配慮されています。
ジョギング・ウォーキングコース
公園の外周を巡るジョギング・ウォーキングコースは、健康づくりやトレーニングに最適です。舗装された道と自然の土の道が組み合わさっており、膝への負担を軽減しながら運動できます。
朝早くから夕方まで、ジョギングやウォーキングを楽しむ地域住民の姿が見られ、健康増進の場として日常的に利用されています。距離表示もあり、目標を持ったトレーニングにも活用できます。
健康遊具エリア
大人向けの健康遊具が設置されたエリアでは、ストレッチや筋力トレーニングができる器具が複数用意されています。背伸ばしベンチ、ツイストボード、ぶら下がり器具などがあり、運動前後のストレッチや日常的な健康維持に役立ちます。
樹林地エリア
公園の一部には、自然の樹林を活かしたエリアがあります。散策路が整備されており、森林浴を楽しみながら静かな時間を過ごすことができます。野鳥観察スポットとしても知られており、バードウォッチングを楽しむ愛好家も訪れます。
和光市総合体育館との一体利用
公園内に位置する和光市総合体育館は、体育館、トレーニングルーム、プールなどを備えた総合スポーツ施設です。公園での屋外活動と体育館での屋内活動を組み合わせることで、天候に左右されずにスポーツやレクリエーションを楽しむことができます。
体育館では各種スポーツ教室やイベントも定期的に開催されており、地域のスポーツ振興の拠点となっています。
防災機能と広域避難地としての役割
埼玉県営和光樹林公園は、レクリエーション施設としての機能だけでなく、災害時の広域避難地としての重要な役割も担っています。広大なオープンスペースは、大規模災害発生時に周辺住民が一時的に避難できる場所として指定されています。
公園内には防災トイレや防災倉庫なども整備されており、災害時に必要な設備が準備されています。また、隣接する新座緑道は、災害時に住民の避難路となる480メートルの遊歩道として機能します。
アクセス情報
公共交通機関でのアクセス
電車利用の場合
- 東武東上線「和光市駅」南口から徒歩約15分
- 東京メトロ有楽町線・副都心線「和光市駅」南口から徒歩約15分
和光市駅は東京都心からのアクセスが良好で、池袋駅から約15分、渋谷駅から約25分とアクセス抜群です。駅から公園までは平坦な道のりで、歩きやすいルートとなっています。
バス利用の場合
和光市駅南口から国際興業バスまたは西武バスを利用し、「和光樹林公園」バス停下車すぐです。バスを利用すれば、徒歩時間を短縮できます。
自動車でのアクセス
主要道路からのアクセス
- 東京外環自動車道「和光北IC」から約5分
- 国道254号線(川越街道)からアクセス可能
駐車場情報
公園には専用駐車場が整備されています。ただし、桜の季節や紅葉シーズンなどの混雑時には満車になることもあるため、公共交通機関の利用をおすすめします。駐車場の利用時間や料金については、公園管理事務所に事前に確認することをお勧めします。
周辺施設と観光スポット
都立大泉中央公園
和光樹林公園に隣接する都立大泉中央公園は、東京都練馬区にある都立公園です。両公園を合わせて散策することで、より広範囲の自然環境を楽しむことができます。
練馬区立大泉さくら運動公園
こちらも隣接する施設で、野球場やテニスコートなどのスポーツ施設が充実しています。スポーツ愛好家にとっては、複数の施設を利用できる好立地です。
朝霞基地跡地周辺の施設
同じキャンプ朝霞基地の跡地には、現在も陸上自衛隊朝霞駐屯地があるほか、朝霞の森、朝霞中央公園など、複数の公園や公共施設が整備されています。歴史的背景を感じながら、周辺エリアを巡るのも興味深い体験です。
利用上の注意事項とマナー
公園利用のルール
- 火気の使用は禁止されています(バーベキューなどは不可)
- ペットを連れての入園は可能ですが、リードの着用が必須です
- 自転車の乗り入れは指定エリアのみとなります
- ゴミは各自持ち帰りをお願いします
- 植物の採取や動物への餌やりは禁止されています
- 他の利用者への配慮を心がけましょう
施設の開園時間
公園自体は基本的に24時間開放されていますが、駐車場や一部施設には利用時間の制限があります。詳細は公園管理事務所または公式ウェブサイトで確認してください。
管理運営体制
埼玉県営和光樹林公園は、西武造園株式会社および西武緑化管理株式会社が指定管理者として管理運営を担当しています。これらの企業は西武グループの一員であり、長年にわたる公園管理のノウハウを活かして、施設の維持管理や利用者サービスの向上に努めています。
公園内の清掃、植栽管理、施設の点検・修繕など、日常的なメンテナンスが行き届いており、常に快適な環境が保たれています。また、季節ごとのイベント企画や地域との連携活動なども積極的に実施されています。
イベントと季節の催し
和光樹林公園では、年間を通じて様々なイベントや催しが開催されています。
春のイベント
桜の開花時期には、お花見イベントや自然観察会が開催されることがあります。地域の子どもたちを対象とした自然体験プログラムなども実施されます。
秋のイベント
紅葉シーズンには、紅葉ウォーキングイベントや写真撮影会などが企画されます。コキアの紅葉時期には特別な案内が行われることもあります。
通年のプログラム
ジョギング教室、ヨガ教室、健康体操教室など、健康増進を目的とした定期的なプログラムも開催されています。詳細なスケジュールは公園の掲示板や公式情報をチェックしてください。
撮影スポットとしての魅力
和光樹林公園は、四季折々の美しい風景が楽しめるため、写真撮影のスポットとしても人気があります。
おすすめ撮影ポイント
- 春の桜並木:芝生広場周辺の桜並木は、満開時には見事な桜のトンネルとなります
- 秋のコキアエリア:ピンク色に染まったコキアは、インスタグラムなどSNSでも人気の被写体です
- 紅葉の樹林地:色とりどりの紅葉が重なる樹林地は、自然美を感じられる撮影スポットです
- メタセコイアの並木:黄金色に輝くメタセコイアの並木道は、秋の代表的な撮影ポイントです
商業目的での撮影や、ドローンの使用には許可が必要となりますので、事前に管理事務所へお問い合わせください。
周辺の飲食・休憩施設
公園内には売店や飲食施設が限られているため、飲み物や軽食は事前に準備することをおすすめします。和光市駅周辺には、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、飲食店などが充実しており、公園に向かう前に必要なものを購入できます。
芝生広場でのピクニックを楽しむ場合は、レジャーシートやお弁当を持参すると良いでしょう。ただし、ゴミは必ず持ち帰るようお願いします。
年間を通じた楽しみ方
埼玉県営和光樹林公園は、季節ごとに異なる魅力があり、一年を通じて何度訪れても新しい発見があります。
春(3月~5月):桜の花見、新緑の散策、春の花々の観賞
夏(6月~8月):木陰での読書、早朝ジョギング、夏休みの家族レクリエーション
秋(9月~11月):コキアの紅葉、紅葉狩り、秋の爽やかな空気の中でのウォーキング
冬(12月~2月):冬の静寂な景観、バードウォッチング、冬の運動習慣の継続
それぞれの季節に合わせた楽しみ方を見つけることで、公園の魅力をより深く味わうことができます。
お問い合わせ先
公園に関する詳細な情報や最新の開園状況、イベント情報などについては、以下にお問い合わせください。
和光樹林公園管理事務所
住所:埼玉県和光市広沢3番地
公式ウェブサイトでは、最新のお知らせや季節の見どころ情報、駐車場の混雑状況なども確認できます。訪問前にチェックすることをおすすめします。
まとめ
埼玉県営和光樹林公園(エミパーク和光樹林)は、米軍基地の跡地から生まれ変わった歴史を持つ、20.2ヘクタールの広大な都市公園です。約5,000本の樹木が植栽された緑豊かな環境の中で、春の桜、秋の紅葉、そして年間を通じた多様なレクリエーション活動を楽しむことができます。
東京都心からのアクセスも良好で、和光市駅から徒歩圏内という立地の良さも魅力です。芝生広場、遊具エリア、ジョギングコース、健康遊具など、幅広い年齢層が利用できる施設が整っており、家族連れからスポーツ愛好家まで、多くの人々に親しまれています。
また、広域避難地としての防災機能も備えており、地域の安全・安心にも貢献する重要な公共空間となっています。四季折々の自然の美しさを感じながら、健康づくりやリフレッシュの時間を過ごせる埼玉県営和光樹林公園へ、ぜひ足を運んでみてください。