みずがき湖周辺(山梨県)

みずがき湖周辺(山梨県)
住所 〒408-0102 山梨県北杜市須玉町比志
公式 URL https://www.pref.yamanashi.jp/dam-dmskkn/92021224905.html
例年の見頃 11月上旬〜中旬

みずがき湖周辺(山梨県)完全ガイド|紅葉・ハイキング・アクセス情報

山梨県北杜市の奥深く、瑞牆山と金峰山に抱かれたみずがき湖は、1998年に完成した塩川ダムによって誕生した人工湖です。白いアーチ型の鹿鳴峡大橋がシンボルとなり、四季折々の美しい景観を楽しめるエリアとして、多くの観光客やハイキング愛好家に親しまれています。

本記事では、みずがき湖周辺の魅力を徹底的に解説します。紅葉の見どころ、ハイキングコース、周辺観光スポット、詳細なアクセス方法まで、訪問前に知っておきたい情報を網羅的にお届けします。

みずがき湖(塩川ダム)の基本情報

塩川ダムの概要と完成の歴史

みずがき湖は、瑞牆山・金峰山からの源流である塩川に建設された多目的ダムです。1998年に完成したこのダムは、洪水調節、農業用水の確保、上水道の供給などの役割を担っています。ダム湖の正式名称は塩川ダムですが、周辺地域では「みずがき湖」の愛称で親しまれています。

ダムの建設により生まれた人工湖は、周囲の奥秩父山系の山々と調和し、自然豊かな景観を作り出しています。特に湖面に映る山々の姿は、訪れる人々を魅了してやみません。

鹿鳴峡大橋のチャームポイント

みずがき湖のシンボルとなっているのが、湖面に架かる白いアーチ型の鹿鳴峡大橋です。この橋は単なる交通インフラではなく、周囲の自然景観と一体となった美しいランドマークとして機能しています。

特に紅葉シーズンには、赤や黄色に染まった山々と白い橋のコントラストが絶景を生み出します。湖面に映り込む橋の姿も含めて、撮影スポットとして多くのカメラ愛好家が訪れるエリアです。

みずがき湖ビジターセンターの役割

みずがき湖ビジターセンターは、この地域の観光拠点として重要な役割を果たしています。センターでは周辺の自然や歴史に関する展示があり、ハイキングコースの情報も入手できます。

湖畔一周コースの起点としても機能しており、散歩やハイキングを楽しむ前に立ち寄ることをおすすめします。トイレや休憩スペースも完備されているため、快適に自然散策を始められます。また、時折星空観測イベントなども開催されており、日中だけでなく夜の楽しみ方も提供しています。

みずがき湖周辺の四季の魅力

春の新緑と山野草

春のみずがき湖周辺は、新緑が美しいシーズンです。冬の厳しい寒さから解放された木々が一斉に芽吹き、鮮やかな緑が湖畔を彩ります。この時期は山野草も豊富で、ハイキングしながら足元の小さな花々を楽しむことができます。

残雪の奥秩父の山々と新緑のコントラストも見事で、清々しい空気の中での散歩は心身をリフレッシュさせてくれます。

夏の避暑と清涼感

標高が高い北杜市エリアは、夏でも比較的涼しく過ごせる避暑地として知られています。みずがき湖周辺も例外ではなく、都会の暑さを逃れて訪れる観光客で賑わいます。

湖面を渡る風は清涼感があり、深い緑に包まれた遊歩道を歩けば、夏の暑さを忘れさせてくれます。塩川の源流からの清らかな水が作る湖の景色は、夏の日差しの中でキラキラと輝き、訪れる人々に癒しを提供します。

秋の紅葉シーズン(10月下旬~11月上旬)

みずがき湖周辺が最も華やかになるのが秋の紅葉シーズンです。例年10月下旬から11月上旬にかけて、周囲の山々が赤や黄色に染まり、湖面に映る紅葉の景色は息をのむ美しさです。

特に鹿鳴峡大橋と紅葉の組み合わせは絶景で、多くの写真家や観光客がこの時期に集中します。澄んだ秋空の青、紅葉の赤と黄、白い橋、そして湖面の反射が織りなす色彩のハーモニーは、まさに日本の秋の美を凝縮した景観です。

紅葉シーズンには「増富もみじ祭りウォーク」などのイベントも開催され、地域全体が紅葉を楽しむ雰囲気に包まれます。

冬の静寂と凍結の美

冬のみずがき湖は、静寂に包まれた神秘的な雰囲気が魅力です。湖面が凍結することもあり、その様子は他の季節とは全く異なる表情を見せてくれます。雪化粧した奥秩父の山々と凍結した湖面のコントラストは、冬ならではの美しさです。

訪問者は少なくなりますが、その分静かに自然と向き合える時間を過ごせます。ただし、冬季は道路の凍結や積雪に注意が必要で、スタッドレスタイヤやチェーンの装備が必須です。

みずがき湖周辺のハイキング・散策コース

湖畔一周コースの詳細

みずがき湖ビジターセンターを起点とする湖畔一周コースは、初心者から楽しめる人気の散歩コースです。全長約3~4kmで、所要時間は1時間から1時間半程度です。

コースは比較的平坦で整備されており、家族連れでも安心して歩けます。途中には展望スポットが複数あり、様々な角度から湖と鹿鳴峡大橋、周囲の山々を眺められます。特に紅葉シーズンは、歩くたびに変わる景色に感動の連続です。

増富温泉郷方面へのルート

みずがき湖から増富温泉郷方面へ向かうルートも人気があります。増富温泉は日本有数のラジウム温泉として知られ、古くから湯治場として栄えてきました。

みずがき湖から増富温泉郷までは車で約10分程度ですが、紅葉シーズンには一部区間が車両通行止めになることがあります。その場合はトンネルを抜けて徒歩でアクセスすることになりますが、この道中の紅葉も素晴らしく、むしろ歩いて楽しむ価値があります。

里山ハイクで楽しむ渓谷美

みずがき湖周辺は里山の自然が色濃く残るエリアで、渓谷沿いのハイキングコースも充実しています。塩川の清流沿いを歩くルートでは、渓谷美と森林浴を同時に楽しめます。

日影集落方面へのルートでは、巨大な樹木など見どころも点在しており、自然観察を楽しみながらのハイキングが可能です。ただし、渓谷沿いのルートは滑りやすい箇所もあるため、適切なハイキングシューズの着用をおすすめします。

増富もみじ祭りウォークに参加しよう

毎年秋に開催される「増富もみじ祭りウォーク」は、みずがき湖周辺の紅葉を存分に楽しめるイベントです。複数のコースが設定され、参加者は自分の体力や興味に応じてルートを選べます。

イベント期間中は地元の特産品販売や温泉割引などの特典もあり、地域全体で紅葉シーズンを盛り上げています。事前申し込みが必要な場合もあるため、参加を希望する方は北杜市観光協会のウェブサイトで最新情報を確認してください。

みずがき湖周辺の観光スポット

増富ラジウム温泉郷

みずがき湖から車で約10分の場所にある増富ラジウム温泉郷は、日本有数の放射能泉として知られています。古くから「信玄の隠し湯」として伝えられ、湯治場として多くの人々に利用されてきました。

複数の温泉宿があり、日帰り入浴も可能な施設が多いため、みずがき湖でのハイキングの後に立ち寄るのに最適です。ラジウム温泉の効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛などに良いとされています。

瑞牆山・金峰山登山の拠点

みずがき湖周辺は、日本百名山の一つである瑞牆山(みずがきやま、2,230m)への登山拠点としても機能しています。瑞牆山は巨岩が特徴的な山で、山頂からの眺望は素晴らしく、多くの登山者に愛されています。

金峰山(きんぷさん、2,599m)も同じく日本百名山で、本格的な登山を楽しみたい方にはこちらもおすすめです。塩川はこれらの山々を源流としており、みずがき湖の水はこの清らかな山の恵みそのものです。

日影集落と巨木

日影集落方面には、樹齢数百年とされる巨大な樹木があります。県道韮崎・増富線から日影集落入口を左折し、山際に向かうとこの巨木に出会えます。

自然の偉大さと時間の流れを感じさせるこの巨木は、パワースポットとしても知られています。紅葉シーズンには車両通行止めになることがあるため、トンネルを抜けて徒歩でアクセスすることになりますが、その道中も紅葉が美しく、訪れる価値があります。

茅ヶ岳エリア

みずがき湖から少し足を延ばせば、茅ヶ岳(かやがたけ)エリアも訪れることができます。茅ヶ岳は標高1,704mの山で、深田久弥が最後に登った山として知られています。

北杜市は山々に囲まれた地域で、みずがき湖を中心に様々な山岳観光を楽しめるエリアとなっています。

みずがき湖へのアクセス方法

車でのアクセス(中央自動車道利用)

車でのアクセスが最も便利です。中央自動車道を利用する場合、以下のルートがあります。

須玉ICから:

  • 中央自動車道「須玉IC」で下車
  • 県道23号線(韮崎・増富線)を北上
  • 約20km、所要時間約30分でみずがき湖に到着

長坂ICから:

  • 中央自動車道「長坂IC」で下車
  • 国道141号線から県道23号線へ
  • 約25km、所要時間約35分

駐車場はみずがき湖ビジターセンター周辺に無料駐車スペースがあります。ただし、紅葉シーズンなど混雑時は早めの到着をおすすめします。

公共交通機関でのアクセス

公共交通機関を利用する場合は、以下の方法があります。

電車とバスの組み合わせ:

  1. JR中央本線「韮崎駅」で下車
  2. 山交タウンコーチ「増富温泉行き」バスに乗車(約60分)
  3. 「塩川ダム」バス停で下車、徒歩約5分でみずがき湖ビジターセンター

運賃は大人片道約1,500円程度です。バスの本数は限られているため、事前に時刻表を確認することを強くおすすめします。特に紅葉シーズンは臨時便が出ることもあるため、北杜市や山交タウンコーチのウェブサイトで最新情報をチェックしてください。

田園バス(市民バス)の利用:
北杜市では地域住民向けの田園バスも運行されていますが、観光客の利用も可能です。ルートや時刻は限定的ですが、運賃が安いというメリットがあります。詳細は北杜市公式サイトで確認できます。

アクセス時の注意点

  • 冬季(12月~3月):路面凍結や積雪があるため、スタッドレスタイヤまたはチェーンが必須です。
  • 紅葉シーズン(10月下旬~11月上旬):交通規制が実施されることがあります。一部区間で車両通行止めになる場合があるため、事前に北杜市観光協会で情報を確認してください。
  • ガソリンスタンド:みずがき湖周辺にはガソリンスタンドがありません。須玉ICや韮崎市内で給油を済ませておくことをおすすめします。
  • 携帯電話の電波:エリアによっては電波が弱い場所があります。事前に地図をダウンロードしておくと安心です。

撮影に関する情報とベストスポット

鹿鳴峡大橋の撮影ポイント

みずがき湖で最も人気のある撮影スポットは、鹿鳴峡大橋を正面から捉えられる展望ポイントです。みずがき湖ビジターセンターから湖畔を少し歩いた場所に最適な撮影スポットがあります。

撮影のベストタイム:

  • 午前中(9:00~11:00):順光で橋が美しく撮影できます
  • 夕方(16:00~17:30):夕日に照らされた橋と紅葉のコントラストが美しい
  • 紅葉シーズンは特に午前中の撮影がおすすめです(混雑を避けるため早朝7:00~8:00も狙い目)

湖面への映り込みを活かした撮影

風のない穏やかな日には、湖面に山々や橋が映り込む「鏡面効果」を狙えます。特に早朝は風が弱く、美しい映り込みが期待できます。

三脚を使用してスローシャッターで撮影すると、湖面が鏡のように滑らかに写り、幻想的な写真が撮れます。

星空撮影スポットとして

みずがき湖周辺は光害が少なく、星空撮影にも適したエリアです。みずがき湖ビジターセンターでは時折星空観測イベントも開催されています。

天の川や星座を撮影する際は、鹿鳴峡大橋を前景に入れると、印象的な作品に仕上がります。ただし、夜間の撮影は足元に十分注意し、懐中電灯を必ず持参してください。

みずがき湖周辺の宿泊・食事情報

増富温泉郷の温泉宿

みずがき湖周辺で宿泊するなら、増富温泉郷の温泉宿がおすすめです。古くからの湯治宿から、近代的な設備を備えた宿まで、様々なタイプの宿泊施設があります。

多くの宿では地元の食材を使った料理が提供され、山梨の味覚を楽しめます。特に秋には地元産のきのこや山菜を使った料理が絶品です。

北杜市内の宿泊施設

北杜市には清里や小淵沢エリアにも多くの宿泊施設があります。ペンションやホテル、民宿など選択肢は豊富で、みずがき湖へは車で30~40分程度でアクセスできます。

食事処と地元グルメ

みずがき湖周辺には飲食店は少ないため、食事は事前に済ませるか、お弁当を持参することをおすすめします。増富温泉郷には食事処がいくつかあり、地元の食材を使った料理を楽しめます。

北杜市は「水の山」として知られ、美味しい水で作られる蕎麦が名物です。また、高原野菜や果物も豊富で、道の駅などで新鮮な地元産品を購入できます。

訪問時の注意事項とマナー

自然保護への配慮

みずがき湖周辺は豊かな自然が残る貴重なエリアです。以下のマナーを守りましょう:

  • ゴミは必ず持ち帰る
  • 植物を採取しない
  • 指定された遊歩道以外に立ち入らない
  • 野生動物に餌を与えない
  • 大声を出さず、静かに自然を楽しむ

服装と持ち物

基本の服装:

  • 歩きやすい靴(スニーカーまたはハイキングシューズ)
  • 重ね着できる服装(山間部は気温変化が大きい)
  • 帽子と日焼け止め(夏季)
  • 防寒着(春秋冬季)

持ち物チェックリスト:

  • 飲料水
  • 行動食(お菓子など)
  • レインウェア(天候変化に備えて)
  • 地図やスマートフォン(オフライン地図推奨)
  • 虫除けスプレー(春夏季)
  • カメラ・双眼鏡
  • ゴミ袋

安全面での注意

  • 単独行動は避け、できるだけ複数人で行動する
  • 天候が悪化した場合は無理せず引き返す
  • クマ出没情報に注意し、クマ鈴などの携行を検討する
  • 携帯電話の電波状況を確認しておく
  • 日没前には下山・帰路につく

みずがき湖周辺のイベント情報

増富もみじ祭りウォーク(秋季)

毎年10月下旬から11月上旬にかけて開催される紅葉イベントです。複数のウォーキングコースが設定され、参加者は美しい紅葉を楽しみながら健康的に歩くことができます。

イベント期間中は地元特産品の販売や、温泉施設の割引特典なども提供されます。詳細は北杜市観光協会の公式サイトで確認できます。

星空観測イベント

みずがき湖ビジターセンターでは、不定期で星空観測イベントが開催されています。光害の少ないこのエリアは、天の川や星座を観察するのに最適な環境です。

天体望遠鏡を使った観測会や、星空解説などが行われることもあります。開催情報は北杜市や観光協会のウェブサイトで告知されます。

地域の祭りとイベント

北杜市では年間を通じて様々な地域イベントが開催されています。春の桜祭り、夏の花火大会、秋の収穫祭など、みずがき湖訪問と合わせて楽しめるイベントも多数あります。

みずがき湖周辺の詳細情報まとめ

基本データ

所在地: 山梨県北杜市須玉町比志

管理: 山梨県、北杜市

駐車場: 無料駐車スペースあり(みずがき湖ビジターセンター周辺)

入場料: 無料

トイレ: みずがき湖ビジターセンターに設置

ペット同伴: 可(リードを必ず使用し、マナーを守ること)

カテゴリー別の魅力

自然愛好家向け: 四季折々の自然景観、野鳥観察、植物観察

写真愛好家向け: 鹿鳴峡大橋と紅葉、星空撮影、湖面への映り込み

ハイキング愛好家向け: 湖畔一周コース、里山ハイク、渓谷沿いトレイル

温泉愛好家向け: 増富ラジウム温泉郷との組み合わせ

家族連れ向け: 平坦な散歩コース、ピクニック、自然観察

周辺施設との組み合わせプラン

1日プラン例:

  • 午前:みずがき湖ハイキング(2~3時間)
  • 昼食:お弁当持参または増富温泉郷の食事処
  • 午後:増富温泉で日帰り入浴
  • 夕方:北杜市内の道の駅で買い物

2日プラン例:

  • 1日目:みずがき湖周辺散策、増富温泉郷宿泊
  • 2日目:瑞牆山登山または清里・小淵沢観光

まとめ:みずがき湖の魅力を存分に楽しもう

みずがき湖周辺は、山梨県北杜市が誇る自然豊かな観光エリアです。1998年に完成した塩川ダムによって生まれた人工湖は、瑞牆山と金峰山からの清らかな水を湛え、白いアーチ型の鹿鳴峡大橋がシンボルとなっています。

四季それぞれに異なる表情を見せるこのエリアは、特に秋の紅葉シーズンが圧巻です。湖面に映る紅葉と鹿鳴峡大橋の景色は、訪れる人々の心に深く刻まれる美しさです。

みずがき湖ビジターセンターを起点とした湖畔一周コースは初心者でも楽しめ、より本格的なハイキングを求める方には周辺の里山ルートや渓谷沿いのトレイルもあります。ハイキングの後は増富ラジウム温泉郷で疲れを癒すという完璧なコースも組めます。

アクセスは車が便利ですが、公共交通機関を利用する場合は事前にバスの時刻を確認することが重要です。紅葉シーズンには交通規制もあるため、最新情報をチェックしてから訪問しましょう。

自然保護のマナーを守り、四季折々の美しさを楽しめるみずがき湖周辺。日本の山岳風景の魅力が凝縮されたこのエリアを、ぜひ訪れてみてください。きっと忘れられない思い出になるはずです。

地図

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