養老公園(岐阜県)

養老公園(岐阜県)
住所 〒503-1254 岐阜県養老郡養老町養老公園
例年の見頃 11月下旬〜12月上旬

養老公園(岐阜県)完全ガイド|養老の滝から養老天命反転地まで施設・アクセス・楽しみ方を徹底解説

岐阜県養老郡養老町に位置する養老公園は、総面積78.6万平方メートルに及ぶ岐阜県営の広大な都市公園です。養老山麓の自然地形を活かした園内には、日本の滝百選にも選ばれた「養老の滝」、世界的に有名なアート作品「養老天命反転地」、子どもたちに人気の「岐阜県こどもの国」など、多彩な施設が点在しています。本記事では、養老公園の歴史から各施設の詳細、アクセス方法、イベント情報まで、訪問前に知っておきたい情報を網羅的に解説します。

養老公園の歴史と概要

明治時代から続く歴史ある公園

養老公園は、明治6年(1873年)の太政官布達第16号「公園設置の件」を受けて、明治13年(1880年)10月に開設された、日本でも有数の歴史を持つ公園です。開設当初は地元有力者の組織である「偕楽社」が運営を担当し、その後明治25年(1892年)7月に多芸郡の管理、明治30年(1897年)12月に養老郡の管理へと移管されました。大正12年(1923年)3月には岐阜県営公園として県の管理下に置かれ、現在に至ります。

段階的な整備の歴史

養老公園の近代的な整備は段階的に進められてきました。昭和40年度からは第1次整備として約30ヘクタールが整備され、昭和49年度から昭和58年度にかけては第2次整備区域約24ヘクタールに着手し、駐車場、園路、岐阜県こどもの国、テニスコート、樹木見本園などが整備されました。こうした継続的な整備により、養老公園は自然と文化、レクリエーション施設が調和した総合公園へと発展してきました。

養老公園の基本情報

所在地: 岐阜県養老郡養老町高林1298-2

総面積: 約78.6万平方メートル(78.5ヘクタール)

開園時間: 9:00~17:00(施設により異なる)

休園日: 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

問い合わせ先: 0584-32-0501(養老公園事務所)

養老公園の主要施設

養老の滝|日本の滝百選に選ばれた名瀑

養老公園のシンボルとも言える「養老の滝」は、高さ約30メートル、幅約4メートルの名瀑で、日本の滝百選にも選定されています。養老山系から流れ落ちる水は清冽で、古くから「孝子伝説」で知られています。元正天皇が行幸された際に若返りの水として称えられ、養老という地名の由来にもなった歴史的な名所です。

滝までは養老駅から徒歩約50分、養老の滝入口駐車場からは徒歩約30分(約1.2キロメートル)の道のりです。遊歩道は整備されていますが、緩やかな上り坂が続くため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。四季折々の自然美を楽しめ、特に新緑の季節や紅葉の時期は多くの観光客で賑わいます。

養老天命反転地|世界的アーティストの体験型作品

養老天命反転地は、世界的に著名なアーティスト、荒川修作氏とそのパートナーであるマドリン・ギンズ氏が手がけた体験型アート施設です。1995年に開園したこの施設は、「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」という2つの主要エリアで構成されています。

極限で似るものの家は、床が傾斜し、天井が低くなったり高くなったりする不思議な空間で、人間の平衡感覚に挑戦します。楕円形のフィールドは、起伏に富んだ地形に148のパビリオンが配置され、迷路のような体験ができます。

営業時間: 9:00~17:00(最終入場16:30)

入場料: 大人770円、高校生510円、小中学生310円、小学生未満無料

休園日: 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

訪問の際は、動きやすい服装と滑りにくい靴が必須です。施設内は起伏が激しく、予想外の体験ができるため、SNSでのシェアも人気で、公式ハッシュタグ「#my反転地」「#my養老公園」を使った投稿が多数見られます。

岐阜県こどもの国|自然の中で遊べる子ども向け施設

岐阜県こどもの国は、自然を活かした遊び場が充実している子ども向け施設です。広々とした芝生の「のびのびひろば」、フィールドアスレチックの「ぼうけんひろば」、遊具が充実した「わんぱくひろば」など、子どもたちが自由に遊べるエリアが複数あります。

主な施設:

  • こどもプール(夏季限定)
  • こどもの家(屋内遊び場)
  • 芝生広場
  • アスレチック遊具
  • 工作教室(定期開催)
  • 絵本の読み聞かせイベント

入場料: 無料(一部施設は有料)

営業時間: 9:00~16:30

こどもの国は入場無料で、天候に左右されずに楽しめる屋内施設もあるため、家族連れに人気のスポットとなっています。

スポーツ施設|テニスコートとパターゴルフ場

養老公園内には、充実したスポーツ施設も整備されています。

養老テニスコートは、全天候型コート4面を備えており、個人利用から団体利用まで対応しています。利用には事前予約が推奨されます。

養老パターゴルフ場は、自然の起伏を活かした18ホールのコースで、初心者から経験者まで楽しめます。家族やグループでのレクリエーションに最適です。

利用料金: 各施設により異なるため、事前に公式サイトでの確認をおすすめします。

予約・問い合わせ: 養老公園事務所(0584-32-0501)

その他の施設

キャンプ場:自然に囲まれたキャンプサイトで、デイキャンプからテント泊まで対応しています。

養老神社・養老寺:歴史ある神社仏閣で、養老の滝への参道沿いに位置しています。

樹木見本園:多種多様な樹木が植栽されており、植物観察や自然学習に適しています。

レストラン・売店:園内には複数のグルメスポットがあり、地元の特産品やお土産も購入できます。

アクセス方法と駐車場情報

電車でのアクセス

最寄り駅: 養老鉄道「養老駅」

JR大垣駅から:

  1. JR大垣駅で養老鉄道に乗り換え
  2. 養老駅まで約30分
  3. 養老駅から養老公園まで徒歩約10分
  4. 養老の滝までは養老駅から徒歩約50分

養老駅から主要施設までの距離は、養老天命反転地や岐阜県こどもの国までは徒歩圏内ですが、養老の滝までは距離があるため、体力に自信のない方はタクシーやレンタサイクルの利用も検討すると良いでしょう。

車でのアクセス

東海環状自動車道から:

  • 養老IC下車、約10分

名神高速道路から:

  • 大垣IC下車、約20分
  • 関ヶ原IC下車、約25分

駐車場情報

養老公園には複数の駐車場が設置されており、目的地に応じて利用する駐車場を選べます。

養老公園第1駐車場: 養老天命反転地、岐阜県こどもの国に近い

  • 収容台数:約300台
  • 料金:普通車300円、大型車840円

養老の滝入口駐車場: 養老の滝に最も近い駐車場

  • 収容台数:約150台
  • 料金:普通車300円
  • 養老の滝まで徒歩約30分(1.2km)

その他の駐車場: 公園内各所に複数の駐車場あり

休日や観光シーズン(桜・紅葉の時期)は駐車場が混雑するため、早めの到着をおすすめします。

四季折々の楽しみ方

春|桜と新緑の季節

3月下旬から4月上旬にかけて、養老公園内には約3,000本の桜が咲き誇ります。ソメイヨシノを中心に、ヤマザクラなど多品種の桜が楽しめ、桜のトンネルをくぐりながらの散策は格別です。桜の時期には「桜まつり」などのイベントも開催され、多くの花見客で賑わいます。

5月の新緑の季節には、養老の滝周辺の緑が鮮やかになり、マイナスイオンを感じながらのハイキングが楽しめます。

夏|プールとキャンプ

夏季限定で開設される「こどもプール」は、子どもたちに大人気です。流水プールやウォータースライダーなど、暑い夏を涼しく過ごせる施設が充実しています。

また、キャンプ場では緑に囲まれた環境でのキャンプ体験ができ、夏休みには多くの家族連れが訪れます。

秋|紅葉の名所

11月上旬から下旬にかけて、養老公園は紅葉の名所として知られています。特に養老の滝への遊歩道沿いでは、モミジやカエデが色づき、滝と紅葉のコントラストが絶景を生み出します。養老天命反転地周辺の紅葉も美しく、アート作品と自然が融合した景色が楽しめます。

冬|静寂の中の散策

冬の養老公園は比較的訪問者が少なく、静かな雰囲気の中でゆっくりと散策できます。運が良ければ、養老の滝が凍結した「氷瀑」の姿を見ることもできます。空気が澄んでいるため、景色がクリアに見え、写真撮影にも適した季節です。

イベント・体験プログラム

定期開催イベント

養老公園では、年間を通じて様々なイベントが開催されています。

春のイベント:

  • 桜まつり(3月下旬~4月上旬)
  • こどもの日イベント(5月)

夏のイベント:

  • サマーフェスティバル(7月~8月)
  • 夜間プール開放(期間限定)

秋のイベント:

  • オータム クラフトマーケット in Yoro Park
  • 紅葉ライトアップ(11月)

冬のイベント:

  • 冬の自然観察会
  • お正月イベント

体験プログラム

岐阜県こどもの国では、定期的に工作教室や自然体験プログラムが開催されています。木工教室、陶芸体験、自然観察会など、子どもたちの創造力を育むプログラムが充実しています。

養老天命反転地では、アート作品を通じた身体感覚の体験ができ、学校の校外学習や企業研修にも利用されています。

団体利用・団体予約

学校行事や企業のレクリエーション、団体旅行などでの利用も可能です。団体利用の場合は、事前予約が必要な施設もあるため、早めに養老公園事務所へ問い合わせることをおすすめします。

団体割引: 養老天命反転地など一部施設では、20名以上の団体で割引料金が適用されます。

団体向けプログラム: ガイド付きツアーや体験プログラムのカスタマイズも相談可能です。

グルメ・お土産情報

園内のグルメスポット

養老公園内には、複数の飲食施設があり、地元の食材を使った料理や軽食が楽しめます。

レストラン楓:養老公園内の本格的なレストランで、地元の野菜を使った定食やうどん、そばなどが味わえます。

売店・カフェ:軽食や飲み物、アイスクリームなどが購入でき、散策の休憩に最適です。

養老の滝付近の茶屋:滝への道中にある茶屋では、養老名物の「養老サイダー」や「よもぎ餅」などが楽しめます。

お土産おすすめ品

養老サイダー:養老の名水を使った地元の人気商品

養老の滝せんべい:養老を代表する銘菓

地酒:養老の清らかな水で作られた日本酒

養老天命反転地グッズ:オリジナルグッズやアート関連商品

地元農産物:季節の野菜や果物

訪問前に知っておきたい情報

服装と持ち物

養老の滝へ行く場合:

  • 歩きやすいスニーカーや登山靴
  • 動きやすい服装
  • 水分補給用の飲み物
  • タオル(滝の水しぶきで濡れることがあります)

養老天命反転地へ行く場合:

  • 滑りにくい靴(ヒールやサンダルは不可)
  • 汚れても良い服装
  • 帽子(日差し対策)
  • カメラ(SNS映えスポット多数)

所要時間の目安

養老の滝のみ: 往復で約2~3時間

養老天命反転地のみ: 1.5~2時間

岐阜県こどもの国: 2~3時間

公園全体をじっくり楽しむ: 半日~1日

バリアフリー情報

養老公園の一部施設はバリアフリー対応していますが、養老の滝への遊歩道や養老天命反転地は起伏が激しく、車椅子での移動は困難です。バリアフリー対応の詳細については、事前に養老公園事務所へ問い合わせることをおすすめします。

ペット同伴について

ペット同伴での入園は可能ですが、施設によっては入場制限があります。リードの着用が必須で、マナーを守った利用が求められます。養老天命反転地など一部施設はペット不可の場合があるため、事前確認が必要です。

周辺観光スポット

養老温泉

養老公園から車で約10分の距離にある養老温泉は、日帰り入浴施設が充実しています。公園散策の後に温泉で疲れを癒すプランもおすすめです。

南濃温泉 水晶の湯

養老町の隣、海津市にある日帰り温泉施設で、露天風呂からの眺望が素晴らしいと評判です。

千代保稲荷神社(おちょぼさん)

商売繁盛の神様として有名な千代保稲荷神社は、養老公園から車で約30分。参道には串カツなどのグルメも充実しています。

よくある質問(FAQ)

Q1: 養老公園の入園料は必要ですか?

A1: 養老公園自体の入園は無料です。ただし、養老天命反転地など一部施設は有料となります。駐車場は有料(普通車300円)です。

Q2: 養老の滝まで車で行けますか?

A2: 養老の滝の直近まで車で行くことはできません。最も近い「養老の滝入口駐車場」から徒歩約30分(1.2km)の遊歩道を歩く必要があります。

Q3: 雨の日でも楽しめますか?

A3: 岐阜県こどもの国には屋内施設があり、雨天でも楽しめます。ただし、養老の滝や養老天命反転地は屋外施設のため、雨天時は滑りやすく危険です。

Q4: 営業時間と休園日を教えてください。

A4: 基本的な営業時間は9:00~17:00(施設により異なる)、休園日は毎週火曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)です。ただし、施設によって異なる場合があるため、訪問前に公式サイトでの確認をおすすめします。

Q5: 弁当の持ち込みはできますか?

A5: 養老公園内には芝生広場や休憩スペースが多数あり、弁当の持ち込みは可能です。ピクニック気分で楽しめます。ただし、ゴミは必ず持ち帰るようお願いします。

Q6: 最も混雑する時期はいつですか?

A6: 桜の時期(3月下旬~4月上旬)、ゴールデンウィーク、夏休み期間、紅葉の時期(11月)が特に混雑します。混雑を避けたい場合は、平日の訪問がおすすめです。

Q7: 子ども連れで1日楽しめますか?

A7: 岐阜県こどもの国だけでも半日以上楽しめます。プールが開設される夏季や、養老天命反転地も含めれば、1日たっぷり楽しめる内容です。

Q8: 養老天命反転地は何歳から楽しめますか?

A8: 小学生以上が推奨されていますが、保護者同伴であれば幼児も入場可能です。ただし、起伏が激しく転倒の危険もあるため、小さなお子様連れの場合は十分な注意が必要です。

まとめ

養老公園(岐阜県)は、歴史ある名瀑「養老の滝」、世界的なアート作品「養老天命反転地」、子どもたちが自然の中で遊べる「岐阜県こどもの国」など、多彩な魅力を持つ総合公園です。春の桜、夏のプール、秋の紅葉、冬の静寂と、四季折々の楽しみ方ができ、家族連れからカップル、友人グループまで幅広い層に対応しています。

養老鉄道「養老駅」から徒歩圏内というアクセスの良さと、充実した駐車場により、電車でも車でも訪れやすい立地です。園内には飲食施設やお土産店もあり、1日かけてゆっくりと過ごせる環境が整っています。

訪問の際は、目的に応じた服装と持ち物を準備し、公式サイトで最新の営業時間やイベント情報を確認してから出かけることをおすすめします。自然とアート、歴史が融合した養老公園で、忘れられない思い出を作ってください。

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