神代植物公園 東京都

神代植物公園 東京都
住所 〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5丁目31−10
公式 URL https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/
例年の見頃 11月中旬〜12月中旬

神代植物公園 東京都 完全ガイド|都内唯一の植物公園の魅力と見どころを徹底解説

神代植物公園とは – 東京都を代表する植物公園の歴史と概要

神代植物公園(じんだいしょくぶつこうえん)は、東京都調布市深大寺元町に位置する都内唯一の植物公園です。武蔵野の面影を残す約48万平方メートルの広大な敷地に、約4,800種類、10万本・株もの植物が植えられており、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができます。

神代植物公園の歴史

この公園はもともと、東京の街路樹などを育てるための苗圃(びょうほ)として開設されました。戦後、神代緑地として一般公開された後、1961年(昭和36年)に名称を神代植物公園と改め、都内唯一の植物公園として正式に開園しました。

開園以来60年以上にわたり、東京都を代表する植物公園として多くの来園者に親しまれています。2009年には、ばら園が世界バラ会連合優秀庭園賞(WFRS Award of Garden Excellence)を受賞するなど、国際的にも高い評価を受けています。

園内の構成と特徴

園内は植物の種類や形態別に約30のブロックに分けられており、ばら園、つつじ園、うめ園、はぎ園、ぼたん・しゃくやく園など、テーマごとに整備されています。散策路に沿って配置された各ブロックを巡ることで、植物の知識を深めながら四季折々の景色を楽しむことができる構造になっています。

深大寺に隣接する立地も魅力の一つで、植物観賞と寺院参拝を組み合わせた一日観光も人気です。

神代植物公園の基本情報 – 開園時間・料金・アクセス

開園時間と休園日

開園時間:

  • 9:30~17:00(入園は16:00まで)

休園日:

  • 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
  • 年末年始(12月29日~1月1日)

※イベント開催時や特別開園日など、開園日が変更になる場合がありますので、詳細は公式サイトでご確認ください。

入園料金

本園(神代植物公園):

  • 一般:500円
  • 65歳以上:250円
  • 中学生:200円(都内在住・在学の中学生は無料)
  • 小学生以下:無料

大温室:

  • 一般:500円
  • 65歳以上:250円
  • 中学生:200円(都内在住・在学の中学生は無料)
  • 小学生以下:無料

※本園と大温室の入園には、それぞれ料金が必要です。
※年間パスポートや団体割引もあります。

植物多様性センター:

  • 入園無料
  • 開園時間:9:30~17:00
  • 休園日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

アクセス情報

電車・バスでのアクセス:

  1. 京王線から:
  • 調布駅から小田急バス吉祥寺駅または三鷹駅行き「神代植物公園前」下車
  • つつじヶ丘駅から京王バス深大寺行き「神代植物公園」下車
  1. JR中央線から:
  • 三鷹駅または吉祥寺駅から小田急バス調布駅北口または深大寺行き「神代植物公園前」下車

車でのアクセス:

  • 中央自動車道調布ICから約20分
  • 駐車場:有料駐車場あり(普通車1時間まで300円)

所在地と問合せ先

住所:
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-31-10

管理事務所(サービスセンター):
植物会館内にあり、各種問合せに対応しています。

神代植物公園の見どころ – 30のブロックと四季の花

世界バラ会連合優秀庭園賞受賞のばら園

神代植物公園の最大の見どころは、2009年に世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞した「ばら園」です。約400品種5,200株のバラが植えられており、春と秋の見頃時期には園内が華やかな色彩と芳香に包まれます。

ばら園の見頃:

  • 春:5月中旬~6月下旬
  • 秋:10月中旬~11月下旬

噴水を中心に放射状に配置されたデザインは、バラの美しさを最大限に引き出す工夫がなされており、写真撮影スポットとしても人気です。

大温室 – 熱帯・亜熱帯植物の楽園

大温室では、一年を通じて珍しい熱帯・亜熱帯の植物を観賞できます。ラン、ベゴニア、食虫植物、熱帯スイレンなど、日本では見ることが難しい外来植物が数多く展示されています。

温室内は気温と湿度が管理されており、冬でも暖かい環境で植物観賞を楽しめるため、寒い季節の訪問にも最適です。

四季折々の専門園

春の見どころ:

  • うめ園:2月~3月、約70品種180本の梅が咲き誇ります
  • さくら園:3月下旬~4月上旬、ソメイヨシノをはじめ多品種の桜
  • ぼたん・しゃくやく園:4月中旬~5月、豪華な牡丹と芍薬
  • つつじ園:4月下旬~5月中旬、色とりどりのツツジ
  • 藤棚:4月下旬~5月上旬、見事な藤の花

夏の見どころ:

  • はなしょうぶ園:6月、江戸系・肥後系など多品種
  • あじさい園:6月~7月初旬
  • 水生植物園:スイレン、ハスなど

秋の見どころ:

  • はぎ園:9月、ミヤギノハギなど
  • ダリア園:9月~10月
  • 菊花壇:10月下旬~11月、大菊・懸崖菊など
  • 紅葉:11月中旬~12月初旬、カエデ類が色づきます

冬の見どころ:

  • ロウバイ:1月~2月
  • ツバキ・サザンカ:12月~3月
  • 大温室:一年中熱帯植物を楽しめます

その他の注目エリア

植物会館:
展示室では企画展や植物に関する展示が行われ、集会室では各種講座やイベントが開催されます。サービスセンター(管理事務所)もここにあります。

雑木林エリア:
武蔵野の面影を残す貴重な雑木林が保存されており、コナラ、クヌギ、イヌシデなどの樹木と林床植物を観察できます。

かえで園:
約40品種のカエデ類が植えられ、秋には見事な紅葉が楽しめます。

植物多様性センター – 東京の野生植物保全施設

神代植物公園の北側に隣接する植物多様性センターは、東京都に自生する野生植物の保全に取り組む重要な施設です。入園無料で、東京の植物多様性について学ぶことができます。

学習園の3つのゾーン

1. 奥多摩ゾーン:
標高の高い山地の環境を再現し、ブナ、シラビソなど奥多摩の植物を展示しています。

2. 武蔵野ゾーン:
かつての武蔵野台地の雑木林や草地の環境を再現し、カタクリ、キンラン、ヤマユリなどの植物を保全・展示しています。

3. 伊豆諸島ゾーン:
海洋性気候の島嶼環境を再現し、ハチジョウススキ、オオシマツツジなど伊豆諸島固有の植物を展示しています。

生物多様性の学習拠点

約1,000種の東京都に自生する植物を保全・展示し、植物の一年の変化や、植物の周りで暮らす動物たちの観察も楽しめます。東京の植物多様性保全の中心的役割を果たす施設として、調査研究や普及啓発活動も行っています。

施設とサービス – 快適な植物観賞のために

ドッグラン

神代植物公園のドッグランは、植物公園外の東側、開放区域の一角に設置されています。愛犬と一緒に訪れる際に利用できる貴重な施設です。

※本園内へのペットの同伴はできませんので、ご注意ください。

園内マップとガイド

入園口でパンフレットと園内マップを入手できます。約30のブロックに分かれた広大な園内を効率よく回るために、事前に見たいエリアを確認しておくことをおすすめします。

バリアフリー情報

車椅子やベビーカーでの利用も可能です。主要な園路は舗装されており、多目的トイレも設置されています。車椅子の貸出しも行っています(数に限りがあります)。

飲食・休憩施設

園内には休憩所やベンチが各所に設置されています。自動販売機もありますが、本格的な食事施設は限られているため、深大寺周辺の飲食店を利用するのも良いでしょう。

イベントと講座 – 緑と水の市民カレッジ

神代植物公園では、年間を通じてさまざまなイベントや講座が開催されています。

定期イベント

春のバラフェスタ:
5月中旬~6月上旬に開催され、バラの育て方講座やガイドツアーなどが行われます。

秋のバラフェスタ:
10月中旬~11月上旬に開催され、秋バラの魅力を存分に楽しめます。

菊花展:
10月下旬~11月、大菊や懸崖菊などの見事な菊が展示されます。

緑と水の市民カレッジ

東京都公園協会が主催する「緑と水の市民カレッジ」では、植物に関する専門的な講座やガーデニング教室が開催されています。園芸の基礎から専門的な知識まで、幅広い内容の講座が用意されています。

ボランティア活動

神代植物公園では、ボランティアによる植物案内や園内整備活動も行われています。植物に興味がある方は、ボランティア活動に参加することで、より深く植物公園に関わることができます。

東京都公園協会について – 公園運営と公益事業

神代植物公園は、公益財団法人東京都公園協会によって管理運営されています。

公園・庭園・植物園の管理

東京都公園協会は、神代植物公園をはじめ、東京都内の多くの公園・庭園・植物園の管理運営を担っています。都民の憩いの場として、また生物多様性保全の拠点として、質の高い公園管理を行っています。

水上バス・河川事業

東京都公園協会は、公園管理だけでなく、東京の水辺を活用した水上バス運航や河川事業にも取り組んでいます。

霊園・葬儀所の運営

都立霊園の管理や葬儀所の運営も、東京都公園協会の重要な事業の一つです。

助成金・公益事業

緑化推進や環境保全に関する助成金事業、公益事業も展開しており、東京の緑豊かな環境づくりに貢献しています。

ボランティア・基金

ボランティア活動の支援や、緑と水を守り育てるための基金活動も行っています。市民参加による公園づくりを推進しています。

神代植物公園周辺の観光スポット

深大寺

神代植物公園に隣接する深大寺は、東京都内で浅草寺に次ぐ古刹として知られています。深大寺そばも有名で、参拝と食事を楽しむことができます。植物公園と合わせて訪れるのがおすすめです。

深大寺そば

深大寺周辺には多くのそば店が軒を連ねており、「深大寺そば」として親しまれています。植物観賞の後に、名物のそばを味わうのも調布観光の楽しみの一つです。

武蔵野の自然

神代植物公園周辺は、武蔵野の面影を残す貴重な自然環境が保たれています。野川沿いの散策路なども整備されており、自然観察を楽しめます。

訪問前に知っておきたい情報とマナー

服装と持ち物

広大な園内を歩くため、歩きやすい靴がおすすめです。日傘や帽子、飲み物も持参すると良いでしょう。カメラを持参すれば、四季折々の美しい植物を撮影できます。

園内でのマナー

  • 植物の採取や損傷は禁止されています
  • 指定場所以外での喫煙は禁止です
  • ペットの同伴は本園内では不可(ドッグランエリアを除く)
  • 三脚を使用した撮影は他の来園者の迷惑にならないよう配慮が必要です

混雑時期

バラの見頃(5月、10月~11月)、桜の時期(3月下旬~4月上旬)、紅葉の時期(11月)は特に混雑します。平日の午前中がゆっくり観賞できるおすすめの時間帯です。

年間パスポート

頻繁に訪れる方には、年間パスポートの購入がお得です。四季を通じて何度も訪れることで、植物の変化を楽しむことができます。

神代植物公園の魅力を最大限に楽しむために

神代植物公園は、都内唯一の植物公園として、約4,800種類10万本・株もの植物を保有する東京都を代表する施設です。世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞したばら園をはじめ、四季折々の花々、大温室の熱帯植物、武蔵野の雑木林など、一日では回りきれないほどの見どころがあります。

植物多様性センターでは東京の野生植物について学ぶことができ、生物多様性保全の重要性を実感できます。また、東京都公園協会による質の高い管理運営のもと、イベントや講座も充実しており、何度訪れても新しい発見があります。

深大寺に隣接する立地を活かし、寺院参拝や深大寺そばと組み合わせた一日観光も人気です。都心からのアクセスも良好で、日帰りで自然と文化を満喫できる貴重なスポットとなっています。

四季を通じて異なる表情を見せる神代植物公園。春の桜と牡丹、初夏のバラと花菖蒲、秋のバラと紅葉、冬の椿と梅。それぞれの季節に訪れることで、植物の美しさと生命力を存分に感じることができるでしょう。

東京都調布市が誇るこの植物公園は、都市生活の中で自然と触れ合い、心を癒やす最高の場所です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

地図

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